柳原白蓮と白蓮事件のまとめ

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白蓮れんれん - 第七話「初夜」のネタバレあらすじ

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初夜

仲直りした夫婦

伝右衛門は2ヶ月前に悪性の胃潰瘍で倒れた際に燁子に熱心に看病してもらったことを嬉しく思ったのか、燁子の兼ねてからの要望であった女中頭のサキを伊藤家から出すことを決意しました。

そして、実際に本社の食堂主任にサキを任命し、また、伝右衛門のところの会計士と妻合わせたのでした。

一時は離婚話まで出ていた燁子と伝右衛門でしたが、伝右衛門の胃潰瘍によって二人の関係は修復の兆しを見せていました。

仲直りをした夫婦が当然そうするように、伝右衛門は毎夜のように燁子を愛するようになりました。

しかし、燁子は過去の伝右衛門の周りにいた女のことが、伝右衛門に抱かれる度に頭に浮かんでしまいます。

その頭に浮かぶ女性の中には、伊藤家から追放されたばかりのサキも含まれているのでした。

そんな状態で毎晩のように伝右衛門に抱かれ続けていた燁子はある時、自分がまるで娼婦のような錯覚に陥り、また、伝右衛門に抱かれるのは自分ではなくても、他の娼婦に取り代わっても変わりがないのではないかとすら思うようになったのです。

初枝の帰宅

ある日、東洋英和女学校の卒業も近くなって来た初枝が伊藤家を訪れることがありました。

東京で暮らす初枝は明らかに幸袋で暮らしていた時とは見た目も雰囲気も異なり、美しくなった初枝を伊藤家の女中たちは美人という意味を持つ「じょうもんさん」と初枝のことを口を揃えて言うのでした。

ところで初枝は最初は気付かなかったが、伊藤家にもう一人、あらたに「じょうもんさん」と呼ばれる女性がいることに少し経ってから気付く事になります。

その女性はユウといい、先月、伝右衛門の小間使いとして雇われた人物で京都生まれの器量良しの女性です。

そして、噂によると、そのユウはなんと、燁子が伝右衛門の古い妾で旅館をしている女と一緒に伝右衛門にあてがう女として探してきたというのです。

つまりは、伝右衛門に毎夜抱かれるのが苦痛で仕方か無くなった燁子が、自分の代わりになる人物として見つけ出して来たのがユウという訳なのでした。

鉄五郎との見合いと結婚

初枝が幸袋の邸に戻って時間が経った頃、初枝は燁子から一枚の写真を見せられます。

そこには山澤男爵の三男である鉄五郎という恰幅の良い男が写っていました。

どうやら、その鉄五郎という男は、来年の夏には20歳になる初枝の為に燁子が見つけてきたお見合い相手のようなのです。

いきなりの縁談話に戸惑う初枝ですが、燁子から華族の人間と田舎の平民の家庭の人間が結ばれるというのも恵まれた運命であると押しにおされ、結局、初枝は燁子のなすがままに鉄五郎とお見合いをすることになるのでした。

そして、鉄五郎との縁談話はとんとん拍子に決まり、慌ただしく結納が交わされることになりました。

また、質素ではあるが結婚式もすぐに挙げる事になり、燁子は初枝の美しい花嫁姿に涙を流すのでした。

他の話の白蓮れんれんのネタバレあらすじ

現在、白蓮れんれんのネタバレあらすじを追加している最中です。

まだ、全話文のあらすじは書けておりませんが、今月中には全ての話のあらすじが追加される予定です。

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